都市の残像

松尾 ほなみ|MATSUO Honami

2013

新宿駅を歩いている時に、ふと人が人として見えなくなりざわめきの集合体として感じられることがある。その感覚をそのまま小砂の林で再現すると何が起こるのか。林のざわめきは人のそれとリンクするか、しないのか。木の一本を伐採するのにも五穀を奉納し、山の神様に感謝する山の人の考えと、都会の感覚に親しんで20年間を過ごしてきた私の感覚は交差できるだろうか。これはその最初の試みである。

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