キョウカイヲコエテ

井口 雄介|IGUCHI Yusuke

2013

子供の頃、屋根に登りたかった記憶は多くの人がもっていただろう。新しく建てられ様々な視点を生み出す建築物も、時がたつにつれ徐々に習慣性を帯び、見慣れてくる。作品はその建築物に寄生するかのように介入することで、既存の建物だけでなく、作品を含めた新たな形態となって鑑賞者の前に現れる。作品単体で成立するのではなく、建築、ひいては環境、地域の住民も含めて作品が寄生することで新たなものとして存在する。

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