やま・にたものどうし・みえなくなる・あたま

八木 麻里|YAGI Mari

2014 2015

この自然豊かな美しい村、小砂。そこには沢山の農機具や農具が村の人々の生活と一緒にあった。 その道具達を見ているとどうだろう、どれもとてもおもしろい形をしている。見れば見るほど「道具」としては認識できなくなっていた。 田植機の骨と車輪、芝刈り機全体の細長い雰囲気、大豆を潰す道具の丸み、かつては動いていたであろう農具の手すりの三角形。 私にとって、もうそれは作品の一部だった。 本来の在り方の「道具」ではなく、作品を通して「彫刻」という視点から彼等にもう一度アプローチする。

MENU

TOP