イチョウの話

田中 彰 / Tanaka Sho
2016

イチョウは中生代から新生代にかけて中国から世界に広がった古い品種である。小砂で育ったイチョウの木の小口部分には90種類の絵が彫られている。それら凹版になっていて、紙粘土で絵をレリーフ状に写し取ることができ、たくさんの生き物が生まれていく。そして最後はまた1本の木に還っていく。その循環はどこまでもどこまでも続く。

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アーティストプロフィール

田中 彰 / Tanaka Sho
岐阜県出身

武蔵野美術大学 大学院 美術専攻版画コース 修了 樹(木)を使った作品を制作している。一本の木が成長する過程で姿かたちは育つ環境から直接影響を受けて形成される。それは移りゆく景色を自身に刻み、自らも風景の中に溶け込んでいくプロセスである。作品制作はこれに近い存在である。

2016 個展「樹について」三菱一号館美術館